恐竜時代でも海には他の生物もいたとされています。しかし、地球の王者であった恐竜が海でも王者だったのです。海での恐竜は首長いのが特徴的でした。海での適応していくのに手足には鋭い爪はなくヒレへと変化していった。水棲の恐竜は、世界各地で発見されていることから地球の陸は昔は違っていたという説が浮上したのだと思われます。
ティロサウルスはモササウルス科でも最大級で、長い尾とヒレ上の四肢と強力な顎を持っている。尾は薄く縦に長いので、左右に振って泳ぐのに使っていたようだ。
ティロサウルスの化石の多くは海岸近くの浅瀬で見つかるため、自分より小さな獲物を活発に襲って捕食していたとみられる。上顎先端には硬い骨質があり、恐らく体当たりをするためのものといわれている。
ティロサウルスの化石の胃の中には、魚、サメ、同種のモササウルス類、ティロサウルスはプレシオサウルス類などが発見されており、食べられるものなら何でも捕食していたと考えられる。
名前:ティロサウルス(Tylosaurus)
名前の由来:ノブトカゲ
生息時代:白亜紀後期
分類:有鱗目モササウルス科ティロサウルス亜科
全長:15メートル
発見地域:北アメリカ、ヨーロッパ、ニュージーランド
アーケロンは全長が4メートルを超える超大型のウミガメだ。さらに前のヒレ脚を横に広げると、その幅は5メートルにも及ぶ。現代のカメは最大でも2メートル程度にしかならない。しかし、四肢の筋肉はそれほど強くはなく、深く潜るのは不得意だったため、海面付近で生活していたと思われる。
背中の甲羅は硬いものではなく、傘のように伸びた肋骨の上にやわらかい皮が覆いかぶさってできている。甲羅の中に四肢をしまい込むことはできなかったので、ティロサウルスなどに脚を捕食されたとみられる化石も少なくなかった。
口先は鋭いくちばしになっており、顎の力もあったため、アンモナイトなど硬い殻を持つ生物なども捕食できたとされている。アーケロンの生息分布は狭く、北アメリカの中央大陸でしか発見されていない。
名前:アーケロン(Archelon)
名前の由来:太古のカメ
生息時代:白亜紀後期
分類:カメ目ウミガメ上科プロトステガ科
全長:4メートル
体重:2トン
発見地域:北アメリカ
日本近海に生息していた首長竜で日本各地で化石が発見されている。日本で始めて発見された首長竜の化石で、発見した鈴木氏の名から「フタバサウルス・スズキイ」という学名がつけられた。
7メートルほどの全長のうち、半分ほどを長い首で、上下方向に広く動く構造だ。4本の脚はすべてヒレのようになっている。エラスモサウルスとの相違点は目と鼻の間がより離れていること、脛骨が長いことなどが挙げられる。発見後しばらくは新種かどうかの判断がつかなかった。
フタバスズキリュウの化石は、複数の固体が一箇所から見つかったこともあり、群れで行動していた可能性が高い。歯はかなり細いため、イカやタコなどを食べていたとみられている。
フタバスズキリュウの上腕骨や大腿骨の関節は弱く、重たい体を支えることはできないので、産卵などのために陸上へあがることはなかった。
名前:フタバスズキリュウ(Futabasaurus)
名前の由来:双葉層群のトカゲ
生息時代:白亜紀後期
分類:長頸竜目エラスモサウルス科
全長:7メートル
発見地域:日本
当時のヨーロッパに生息していたリオプレウロドンは、食物連鎖の最上位にいたため、海のティラノサウルスと呼ばれた。全長は10メートルほどで、当時の水棲生物としては大きな部類で、部分的な化石からは最大で20メートルを越えた可能性も考えられる。
リオプレウロドンはクビナガリュウに分類されるが、その首はむしろ短かった。胴体の可動性が悪いために尾にもヒレはない。代わりに四肢がオールのような大きなヒレ脚になっており、奇襲の際に有効な力強い加速力を生み出していたと考えられている。
頭部が大きく、20センチメートルにも及ぶ円錐型の歯を持っており、この時代の水棲生物においてはこれほど大きな歯は他に無く、海の王者である根拠となっている。
名前:リオプレウロドン(Liopleurodon)
名前の由来:凶暴な外側が滑らかな歯
生息時代:ジュラ紀中期
分類:長頸竜目プリオサウルス科
全長:12メートル
発見地域:ヨーロッパ
プレシオサウルスは、クビナガリュウで知られる長頸竜のうち、最も初期に出現したものだ。クビナガリュウは、首がヘビのように長く、胴体は平たく潰れたような形をしている。プレシオサウルスはその典型で、首の長さと、首から後ろの部分の長さはほとんど同じだ。
首は22個の頚椎で構成されており、それなりの範囲に動かすことができたと考えられる。四肢はオールのようなヒレになっており、上下に羽ばたくように動かして泳いでいた。尾にヒレはなく短いため、泳ぐためには使われていなかったとされている。
初期の水棲爬虫類の多くは四肢に指が残っていたが、プレシオサウルスをはじめとするクビナガリュウは、個別に動かせる指が無くなり完全にヒレと化している。
名前:プレシオサウルス(Plesiosaurus)
名前の由来:爬虫類に近い
生息時代:ジュラ紀前期
分類:長頸竜目プレシオサウルス科
全長:3メートル
発見地域:ヨーロッパ
イクチオサウルスは、ジュラ紀に生息していた水棲爬虫類だ。化石はアメリカやヨーロッパなど広範囲で発見されており、保存状態の良いものからは尾ビレや背ビレの存在も確認されている。
現代の魚のように垂直に付いている尾ビレは、本来の骨が通った尾が下側に湾曲していて、上側は肉質によって構成されている。体形はサメに似ている。体の割りにはかなり大きな目がついているのも特徴的だ。魚やイカなどの水棲小動物を捕食していたとされる。
また、耳骨を備えていたため、高い聴力を持っていたとされる。ほかにもイクチオサウルスは、卵を腹の中で孵化させてから産み落とす「卵胎生」の魚竜だったとも考えられている。
名前:イクチオサウルス(Ichthyosaurus)
名前の由来:魚のような爬虫類
生息時代:ジュラ紀
分類:魚竜目イクチオサウルス科
全長:2メートル
発見地域:アメリカ、ヨーロッパ
オフタルモサウルスはジュラ紀に世界中の海に生息していた魚竜の一種。なにより特徴的なのは、直径20センチメートルほどにも及ぶその目だ。魚竜は目の大きいものが比較的多いが、オフタルモサウルスはその中でも特に大きい。そのために「目のトカゲ」という学名がつけられた。
顎はくちばしのようになっており、歯はほとんど生えていなかった。オフタルモサウルスは、目の周りにきょう膜輪と呼ばれる骨を持っており、その分析から暗闇でもかなり遠くまで見渡すことができたとされている。そのため、オフタルモサウルスは夜行性であった可能性が高い。
オフタルモサウルスの化石は頭足類の化石と一緒に発見されることが多く、それらを捕食していたと思われる。
名前:オフタルモサウルス(Ophthalmosaurus)
名前の由来:目のトカゲ
生息時代:ジュラ紀
分類:魚竜目オフタルモサウルス科
全長:3~4メートル
発見地域:ヨーロッパ
恐竜時代よりも昔、古生代には現在では絶滅した魚類「板皮魚類」がいた。板皮魚類は頭部と胸ビレ付け根付近が厚い骨の板で覆われた魚だ。その姿はまるで鎧を着ているかのようで、甲冑魚とも呼ばれている。
ダンクルオステウスは重厚な甲冑でできた頭部周辺の化石はよい保存状態で発見されているが、それより後部は軟骨主体で構成されているために発見されていない。そのために、ダンクルオステウスの全体像は正確には分かっていない。しかし、頭部の大きさから推定される大きさは7メートルほどにも及ぶとされている。この大きさは、古生代の水棲生物としては最大級である。
ダンクルオステウスは歯を持っていないが、口部分が鋭利な骨の板になっており、発達した顎により噛む力も非常に強い。捕食対象は魚類で、化石の中にはダンクルオステウス同士で共食いした痕跡も見つかっている。当時、ダンクルオステウスは最大最強であったとされるが、その後サメの仲間である軟骨魚類の繁栄とともに衰退していった。
名前:ダンクルオステウス(Dunkleosteus)
名前の由来:ダンクルの骨
生息時代:デボン紀後期
分類:板皮魚綱ディニクティス科
全長:6~7メートル
発見地域:北アメリカ、ヨーロッパ、北アフリカ
エラスモサウルスは世界で最も有名な首長竜の1匹です。首長竜は亀のような胴体に長い首を持っているのが特徴的な恐竜です。エラスモサウルスは何種類もいる恐竜の中でも大きな体をもっています。白亜紀後期に生息していた恐竜で、北米大陸に生息していました。
このエラスモサウルス体長が14メートルなのに首の部分が8メートルと、からだの半分以上が首になっている恐竜で、首の長さが影響し、海の恐竜なのに泳ぎが得意ではなかったのではと考えられています。
しかし、首には75個の頚椎があることから首を自由自在に動かすことができたようで、海中の魚類の捕食はもちろん、海面によってきた翼竜も捕食していたと考えられています。実際、胃の中の化石に翼竜の骨のようなものが見つかっています。